Divine Timing
私にとっての“大地震”は、一年前、この公演シリーズに出演すると決めて、公演することでした。
大きな衝動が来て、これを通らなければ生きたことにならない、というほどのものを感じました。
そして、全6回、7公演のシリーズは始まりました。
しかし、初回から“災難”に見舞われました。
浄化の土地である由布院から東京に来てからというもの、体調不良になり、弱った上に熱中症で寝込み、本番当日、まだ熱がある中で動きました。
その後も、公演毎に発熱しては寝込むこと7回。稽古どころではなく生きているだけという感じでした。
ところが公演の本番と、セミナーになると別人のようになって元気です。
ある種の“巫病”現象?
娘にも、無理すると身体が壊れるから欠場するよう何度も警告を受けましたが、無理してでもやり遂げることが大事な公演でした。
それは、演奏の武久さんが、お子さんが危篤の時にも舞台に出た話、どんな状態でも舞台に立つ、という話を聞いていたからです。自分自身の至らなさに、本当に申し訳ないと思うばかりです。
私は、今回のシリーズで、心の強さというものを得たように思います。
身体は、やはり無理したため、部分的に筋肉が固まってしまいました。
それでも、やって良かった。どん底にいくことで、いろいろなものや思いを手放すことができ、心が楽になってます。
そして、明日迎える最終回は、限界を超えることができるか?です。
今まで、公演で一曲でしたが、明日は、体調不良でパルティータでない回の分、踊るので、
2つのパルティータを昼夜それぞれ踊ることになります。合計4曲。
一曲でも大曲
こうして、私の最後の舞台となること、
もう、流れに乗るしかありません。
私の予感は、私の今までの活動いろんなことが終わります。
そう思うと、こうして息していることが感謝です。私たちは地球にいるのです。
実は、このシリーズで、オイリュトミーの親友、谷合ひろみさんとデュエットで踊るつもりでした。
が、初回を迎える数日前に急逝し御昇天されました。
存在がそこにいるだけで、天使的な波動を感じさせてくれる人でした。
舞とは、そのようなものではないかと思います。清らかなお心の方でした。
私は、この公演を行うことを通して、やっと“内なる光”に出会えたと思います。
それは始まりであり、光になってません。それに気づいたので、“揺さぶり”だったと思います。
シータヒーリングにハマり、Divine Timing のことも話してきましたが、むしろシータヒーリングを行う自分への揺さぶりでもあったかもしれません。
シュタイナーの言う、上昇ではなく、下降衝動として、自らの“エゴ”に向き合い、「愛と慈しみ」の存在の一部となりたいと願っています。
私のエゴのありように、ひたすら愛と慈しみのまなざしで励みを与え、力となり、導いてくれたのは、身近な家族である子どもたちでした。
そして長い間、エゴの関係で互いに切磋琢磨し続け、浄化し、エゴの関係を卒業した元パートナーであるハルさんの導きが、私の魂の成長の光でした。
最後に、バッハのパルティータは、どんなときも私の内側で鳴り響き、力となってきました。この曲なしに、乗り越えることはできなかったと思います。
この宇宙の深層から響いてくる音楽を奏でてくれた、武久源造さんの演奏のおかげです。
すべての存在に感謝します。
ご来場くださいます皆様に、心より感謝します。
感謝とともに、生きとし生けるものすべてが幸せでありますようお祈りします。
愛と慈しみをこめて
2016/5/2 記す