narikimの日記

http://rainbowduowork.hatenablog.com 日記バージョン

奇跡の舞台

どのようであっても、

私が本来の自分になる瞬間は舞うことなのだと、今日も本番で認識しました。

〈バッハで癒されるひととき〉と挨拶文にあるように、

涙した方々、洗い清められたと、感想を言ってらした方、などなど。

そして何よりも、私にとって、生涯忘れられぬことが起きました。

それを可能にしたのは、武久源造の太陽のような存在があるからだと思っています。

私の舞は、もはやオイリュトミーではなく、生楽舞という、武久氏が名付けた名前のごとく、

C'est la vie セラヴィ、を日本語の文字にした、セラヴーいのちの舞である。

ほとんど、即興で舞います。

その舞が、今日のバッハ、パルティータ2番、サラバンドのある瞬間に、亡き児を抱く、無言舞になりました。

何かが降りてきた瞬間でした。

それを観た方の心の蓋が開きました。

「北風と太陽」のように、頑なな心を開いたのは、温かいお日様のぬくもりであり、無償の愛の力でした。

それが音楽を通して、その方の心に届いたのです。

私と武久さんの舞台は、“喜びの種を蒔く”というメッセージで始まりました。

それは、ラテン語の言葉にあるように、

"MVSICA LAETITIAE COMES MEDICINA DOLORVM"

「音楽は喜びの友、悲しみの薬」

蓋をした、悲しみを癒すことでした。

愛と光と感謝をこめて