癒しの音楽
5/3(火祝) 紀尾井小ホールでの最後の舞台では、是非、ジルバーマンピアノ(日本で唯一)の音色を、一音一音じっくり聴いてほしいです。
バッハが追い求めた音色の、深い意味があります。
もちろん、踊りがありますから、目を開けても構いませんが、踊りは空間の振動を生み出すものでもあるので、目で観なくても良いのです。
私がおすすめするのは、目を閉じて聴くことです。
そして、“今この瞬間”を感じます。
自分の内側を静かにします。
何も考えず、音に集中します。
何かが湧き上がっても、“静けさ”の空間にいます。
体全身で、音楽を聴きます。
“今ここ”の“意識”は、“静けさ”に気づいている“気づき”そのものです。
これを可能にする音楽は、稀有です。
武久氏の音楽は、生命界に響いていることを感じるでしょうか?
実に貴重な演奏であり、音そのものが“癒し”であるのです。
愛と慈しみをこめて