“いまここにある”瞑想とDUOワーク
先にヴィパッサナー瞑想をご紹介いたしました。
エックハルト トールは、インタビューの中で、いまここにあるあり方のひとつに、禅を取り上げています。そして、呼吸を意識するあり方がヴィパッサナー瞑想のアナパナに共通しますが、それ自体はいいのですが、ヴィパッサナー瞑想法のテクニックにより悟りに達しようという思いになっていくと、そのありようそのものにエゴが介在してしまうと語っています。
“いまここ”にある存在の力こそは、二元性の軋轢であるエゴに力を与えない唯一のありようだからです。
そういう意味で、いまここにあるあり方が、瞑想者になることでもなく、悟りを得ようと到達しようとするあり方ではないのだということなので、本当にシンプルなのですね。
私は、エックハルト トールとクリシュナムルティのありようがとても納得し気に入っているという表現は変かもしれませんが、心底そうありたいと望みます。
両者のありようは、そういう意味では、ゲーテの言葉にある「死して成れ」に通ずるように思います。
それで、レインボーDUOワークがどのようなアプローチにあるかといいますと、
私が思うに、エックハルト トールの言うペインボディの一部は、インナーチャイルドの痛みの体であるという観点を持っており、エゴの欲求の一部は、充たされなかったインナーチャイルドの欲求であるということです。
その欲求とは、気持ちをうけとめてもらえず、感情を抑圧してしまったエネルギーの滞りとなり、ペインボディになっています。
レインボーDUOワークによって、そのときの自分の気持ちを感じてあげ、プラクティショナーから言葉がけしてもらうことで、その滞ったエネルギーが回復し流れ始めます。
また、DUOワークすることにより、今の状況を起こしている土台を自分自身が知るので、人生で繰り返しているパターンが認識され、カルマを学びます。
それは同時に、愛とは何かを学ぶことになります。
以上の観点で、レインボーDUOワークには、エゴの支配を受けない“いまここにある”静けさを持つことを重要視し取り入れ、必要な癒しのためのインナーチャイルドワークと、その両方を実践しています。
最初期のレインボーDUOワークからは、随分と変容進化してきました。よりシンプルになってきたと言えるでしょう。
最初期においては、人間であることや、四層、五層、六層との契約、誓い、約束、呪い、洗脳、入っていないかのチェックをし、それについてのワークから入ったり、とにかくいろいろやりました。
芸術家として同じものは創らないあり方でいますので、セミナーも毎回毎回違うことをしてきました。
それは意図的というよりも、そのようになりました。
そうしながら、こうした深まりを得たと思っています。
今度のレインボーDUOワーク 中野セミナーでひとまず私が教えることを終えますのも、頭ではなくハートから出てきていることなのです。
それは後になってわかることだと思っています。
いろいろなプロセスにおいて、やはり“創造主の粋な計らい”はそちこちに出現しております。
ここのところ、新たなハートのトクントクンという感じが起きています。
日々の浄化で、思ってもみなかったことが目前に現れているようです。
人生は、楽しいですね。
特に子どもたちとの出会いは、新たな息吹のように新鮮で、ピュアで天真爛漫で、美しいと感じる今日この頃です。
そして、動物や植物たちも同様です。
エゴを持たないこれらの存在たちにはいろいろ教えていただいております。
ありがとうございます。
愛と光と感謝をこめて