『石尾イルカの世界』より②

　　　　　　　　　　第３番　　　自然と権力　　　　　　　　　

　　　　太陽や雷　海や山　自然のものには

　　　　木や小石の一つひとつまで　万物に波動や力があります

　　　　その力が　自然の循環システムのなかでもつ浄化の働き

　　　　でも　人間に対しては　権力としてプラスにもマイナスにも作用

　　　　人間の心身の病を癒すために　自然に意識を開いていることが大切

　　　　病いは自然のシステムとの不調和から　正常に戻ろうとする葛藤のシグナル

　　　　自然のなかに埋め込まれた　形や色や音

　　　　電子顕微鏡による　氷の結晶や分子構造の観察

　　　　人間は自然のホログラフィックな構造に　気づきはじめています

　　　　形や色や音にも　波動や権力があります

　　　　自然が人間によって　切り離されるとモノになり

　　　　自然のモノも人工のモノも　権力の宇宙で権力子として作用します

　　　　現代はモノやカネという　経済中心社会

　　　　みんなが幻想を共有するから　成り立つバブル経済

　　　　経済の幻想が消えたとき　自然とのつながりを感じるように

　　　　人間も自然のなかで　生かされています

　　　　花のように咲いて　散っていく人間

　　　　花が大地や雨や虫と　つながっているように

　　　　人間も自然や他の生命と　つながっています

　　　　人間とつながる自然に　隠されたシステムの権力作用

　　　　その深層にシステムをつくる大いなる力　力を生み出す大いなる意識

　　　　権力の源泉をたどると　意識の宇宙につながります

　　　　だから　意識の宇宙を通じて　権力作用の浄化を

　　　　人間を自然やモノの幻想に　結びつけている万有権力　　　　　　　　　

　　　　私たちは万有権力の網の目から抜け出て　意識の宇宙へ

　　　　自然の生命と　宇宙や原子の生命とのつながりに眼を向けながら