何故、洗脳されるか
外面的に心の強い人が、何故、洗脳されるのでしょうか?
弱いからです。
心をコントロールされるほどの弱さがあるからです。
人生の土台を決定づける幼少期、そして14歳までの生命体ができる成長期に、
安心できる家庭、安全基地としての親に愛情をもって育てられたかどうか、それにより心の軸がぶれないのです。
ましてや、戦争体験や虐待体験があれば、土台そのものが崩れてしまうほどのことです。
暴力を見ただけでも、虐待体験になります。
支えのない心で社会を生き抜くのは至難の業です。
そして人々は、宗教や思想に身を置き、心の平安を得るのです。
しかし、頼りの“場”である人が、エゴの塊であったらどうでしょうか?
初めは、優しく親身になってくれます。そのうちに、信頼できると身の内の相談に乗ります。
何でもかんでも話して、心が楽になります。
そうこうするうちに、その人がなくてはならない大事な人になります。
やがてその人が、家族よりも大事になり、その人の言うことはなんでも信じます。
じわじわと知らず知らずに、その人に従います。
あとは車輪のように、その人の思うように、言われるままになっていきます。
そうして気付いたら、何もかもなくなっていたということです。
立派な大人が、このようになってしまうのです。
悲しいですね。悲劇です。
善良な市民が一生毎日毎日、汗水流して働き続けて貯えてきたものが失われてしまうのです。
人生の最初期の「愛着障害」が、人生全般に影響を及ぼしてしまいます。
それだけでなく、
エゴに支配されている人間同士の社会ですから、何が起きているかも知らずに生きているようなものです。
では、洗脳する側はどうでしょう。
エゴが肥大化して、自分が何をしているのか自覚がありません。波動が低くなってしまいました。
他者の善意を逆手にとって、我がものにして平然としていられるのです。
その根底には、恐怖や不安の無意識のエネルギーに支配されています。
それも苦しみです。
宇宙の法則は、人間のエゴを浄化するように仕組まれています。
自分が他者に向けた行為は、自分の身に還ってきます。
“今ここ”の意識に気づいて、エゴに支配されないあり方を身につけることは、容易ではありませんが、必須です。
お子さんがいる方は、お子さんの声に耳を傾けます。
愛と慈しみをこめて