由布院のお正月
かねてより、火を観ながら年越ししたいと願っていました。
由布院で唯一のオーガニックショップの「口福屋」さんのお誘いでみんなで、
天祖神社にお参りしました。
金鱗湖の畔に慎ましやかに鎮座しています。とても小さなスペースにたくさんの人々が焚き火を囲いながら、年越しお神楽を観覧しています。
氏子で御神酒を振る舞う大家さんの笑顔で迎えられ、喜びに包まれながら火を見つめました。
源流太鼓のリズムが生命の躍動感となり、心身をシャッフルするような感じがしてとてもいい気分。
古びた粗野な舞台が親しみやすい高さになっていて、目の前で繰り広げられるお神楽舞も大らかな動きが観ている私に心地よく感じられます。
踊り手である自分の内なる体も共に舞っているようでした。夢中になって観ていると、
誰かのカウントダウン、いきなり、5・4・3・2・1。
みんなが「明けましておめでとうございます」と言うので、慌てて友人を探して、新年の挨拶をしました。
そちこちの知り合いの人々が来ているので、いっぺんに挨拶できるのよ、と言っていたけど、本当にシンプルで簡単。
いつの間にか、新春の“運蕎麦”が振舞われる列にいました。
毎年恒例の、亀の井別荘の行事でもあります。こうしてみんなで年越しして運蕎麦を共にいただくのは、なんとも乙ではないでしょうか。
その上に、甘酒も振舞われ、老若問わず楽しめるお正月は格別ですね。
年が明けて、始まったのは、大蛇のお神楽舞。それが面白い。
衣装やお面の表情といい、舞の動き然り、素戔嗚尊の表情がなんだか愛嬌があります。
ハイライトでは、超驚きの花火が出現しました。
「原っぱ」組は、お蕎麦の後にお寺周りに行ったけれども、私たちはとうとう最後まで観てしまいました。
その後には、氏子さんたちの「紅白餅」がたくさん“飛んで”来て、こちらもびっくり。
なんら堅苦しさのない、楽な心持ちで楽しませていただきました。
その後には、鐘撞きに誘われましたが、もう胸がいっぱいでしたので、そのまま夜空の星が見える温泉に行きました。
元旦の今日は、正午から恒例の“源流太鼓”が披露され、鏡割です。
原っぱカフェでは、餅搗きです。
ずんだ餅は、大根おろしに柚子の絞り汁でいただきます。
天候にも恵まれて、清々しいお正月です。
皆さまは、どんなお正月でしたか?
愛と光と感謝をこめて