narikimの日記

http://rainbowduowork.hatenablog.com 日記バージョン

正当な怒り

いじめや暴力の被害に合いながら、怒らずにスルーしたら、

それは、自分自身の一部が蓋された状態であるとみます。

自分の身の危険を察知する能力は、本能ですが、

正常なシステムでは、被害に合えば怒ります。

子どもがいじめられたら、親は怒り、いじめた相手やその親にきちんと謝罪を求めます。

しかし、子どものことは子ども同士と言っていたら、異常です。

当人の子どもも、いじめられたまま、泣きもせず怒りもしなかったら、異常です。

ここで、その子どもも親も、蓋された過去のトラウマがあるとみます。

これは、個人に限らず、国家に対しても当てはまります。

一国のリーダーが、権力を掲げ、戦争路線に邁進しているのを、スルーしたら、異常です。

美しい珊瑚の海が、破壊されていくのを、スルーしたら、異常です。

原発事故で責任を取らないまま、再稼働するのを、スルーしたら、異常です。

こうした異常さに、自分の感情を感じずに過ぎますと、さらに蓋をする人生になります。

泣きたい時に泣けず、怒りたい時に怒れず、喋りたいときに我慢し、笑いたくても笑えず、感情を出せなかった子は、

自分の感情を感じないようにしますので、他者の感情も感じないようになります。

そして、何事もなかったように生きていきます。

では、蓋されたまま出せなかった、感じないようにした感情はどうなるでしょうか?

蓋の下でおとなしくしているでしょうか?

感情は、エネルギーです。いい悪いはありません。エネルギーに蓋されると、そのエネルギーは活性化してます。

そして、怒りなら怒りのエネルギーとして、身体に溜まり、潜在意識が安心した関係や状況で、爆発するか、

関係でも出せなければ、自分に向けて爆発します。

国のリーダーが人々の意思を無視して、自らの手による権力を使い、爆発を仕掛けているとしたら、

それがそのリーダーの潜在意識に蓋された行き場のない感情であるとしたら、

それに向き合わない限り、スルーしたまま、多くの人々の生活を脅かし続けるとしたら、

どうでしょうか?