narikimの日記

http://rainbowduowork.hatenablog.com 日記バージョン

我が家 Part1

 

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1997年に、親友である建築家の村山雄一氏の設計で建てました。

夫の実家の山から、ご先祖さまが植えられた檜と杉の樹木を頂きました。

夫が樹皮を剥き、私はAuro天然塗料ですべての柱、梁、床、壁を保護塗装しました。

一番苦労したのは、天井のドームでした。

娘を母乳で育てていたので、授乳の合間合間に磨いたりペイントしたりしました。

天井ドームは、大工さんが曲松を見つけて見事に円形に造ってくれました。

大工さんは遠くの自宅から、毎日往復3時間かけて通ってくれました。

棟上げ式は、そのドームがクレーンで吊るされて、60本の檜の梁に収まり

圧巻でした。その日はちょうど末娘の百日のお祝いと重なりおめでたい日でした。

正五角形の五本の丸太柱、真ん中の直系約60センチの大黒柱に支えられたこの家を

その形から、「きのこハウス」と誰もが呼ぶようになりました。

100年は持つだろうと言われています。

小屋裏は天井高4.5メートルはあります。

ここで汗だくになって、オイリュトミーの稽古、舞台作品の創作をしました。

音響の良さから、ミニコンサートも企画しました。

子供たちが幼い頃は、ドームのなかで夫がいっぱい遊んであげていました。

週刊金曜日』の読者会の交流の場にもなりました。

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壁は、珪藻土です。

村山さんが当時、飯能の「あけぼの公園」に『ムーミン屋敷』など4棟の大作を手がけていて、

そこで使われていた珪藻土を実費で分けていただきました。夫が軽トラで運んできました。外壁には、その珪藻土に炭を混ぜてます。

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この家の床下には、300キロほどの炭を敷き詰めてあります。

そして大黒柱の下には、水晶を桐箱に入れて埋めました。

夫が祝詞を詠みました。

我が家Part1きのこはうす

庭には、毎年かたくりの花が自生して咲きます。

義父が庭の手入れをまめにしてくれるので、いつも美しい花々が季節ごとに咲いています。

ニュージーランドの庭の手入れがとても大変なので、今更のように義父へのありがたみを感じています。

家は建ててからは、育てるものだと思います。

そのお役目を一心に引き受けてくれている義父母に、心から感謝します。

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