ワールドリレーションズ

私たちは今、永田町の国会議事堂や参議院議員会館、衆議院議員会館などのあるすぐそばで、《ワールドリレーションズ》を開催しています。

このセミナーのテキストにある「国に対する偏見」の項目では、外国についてだけでなく、必ず自国に対してもチェックします。今まで《ワールドリレーションズ》クラスを何度か開催していますが、日本人には必ずといっていいほど日本に対する偏見があります。これは他の国の方についても同様です。例えば、ニュージーランドの人はニュージーランドに対して、イギリスの人はイギリスに対して偏見を持っています。過去生や歴史レベルにその原因があることが多いのですが、その場合、共通して現れてくるテーマは戦争や植民地主義の問題です。

人類は非常に長いあいだ、戦争や他民族・他国を支配するということを続けてきました。そこには当然、人々の恐怖、憤り、憎しみ、恨みがあった訳です。そしてそこから、無力感、無責任、罪悪感、嫉妬、洗脳といったネガティブなビリーフが形成される土壌が生まれました。それが私たちのDNAに刻まれて、さらなる憎しみや恐怖を土台にした戦争や植民地主義が歴史の中で繰り返されているのだと思います。

私たちは、何十年、何百年前の出来事によって、ネガティブな思い込みや偏見を形成している場合が多々あります。そして、それによって自分自身のエネルギーをあまりにも多く浪費してしまっているのですが、そのことにはほとんど気づいていません。戦争や植民地主義の問題についても同様で、とても多くのダメージを目に見えない形で今の人々の暮らしに与えています。それを、このセミナーで驚きとともに発見することがよくあります。

私たち一人一人の苦しみの背後には、潜在意識の記憶、先祖や民族の思いや感情が生きていますが、その苦しみの原因がピラミッド状に広がっているようです。どの方のワークでも、必ずと言っていいほど、そのような形での影響が見られるのですが、そこを見ないことには、個人の問題解決には至りません。個人の病気や鬱、引きこもりの原因がそのような深いところから来ているからです。

ところで、私たちが住むいまの日本ですが、戦争や植民地支配などの過去の清算も終わらないうちに、また新たな過ちを繰り返してしまうような状況を作ってはいないでしょうか? 国民が知らない間に戦争となり、自分を表現する自由も奪われたような状況を繰り返しかねないような感じが、今の日本にはあるように思います。それは、"恐怖による洗脳"と言い表すことが出来るかもしれません。しかしながら、洗脳しようとする側も、洗脳しようとしていることに気づいていないのかもしれません。根底にあるのが潜在意識の深層にある"他国や他民族に対する偏見に由来する恐怖"の場合、それを通常の意識で自覚することは、とても困難だからです。

このクラスでは、そのような深層部分にある恐怖や偏見を解放します。《ワールドリレーションズ》は、最も深い土台からのクリアリングであり、集合的無意識をも変えうるパワフルなクラスであると言えます。問題と思っている他者や状況を変えようとすることなく、自分自身の内側にひたすら入り、自分がどんなビリーフを持っているかを観ていき、それを見つけたら"過去生解決"というパワフルな手法を使って学びと解放ができるクラスです。

私たちの地球は、有史以来、いや有史以前からすべてを私たちのために用意くれました。それは、鉱物、植物、動物、人間を含むすべての存在が愛と喜びを表現しシェアしさらなる創造をすることができるようにだと思います。決してお互いに傷つけあったり、差別しあったりするためではありません。本来、その地球の魂と、鉱物、植物、動物、人間同士、それをを含めたすべての存在たちの魂はひとつです。

私たちが“見ている”世界は、私たちの中にあるものを見せてくれていること、このことをもっともっと実感し、本来のパワーを取り戻したいと思います。愛と喜びでないものは真実ではないのですから。

愛と光と感謝をこめて