この日本の現実
安倍首相は、多忙であったご両親に育てられず、祖父と教育係により育てられたそうです。
子どもにとって、両親の不在は、深い悲しみであり、心に大きな穴となります。
身近な存在である祖父への愛着は、唯一の「安全基地」であったと思われます。
その祖父のA級戦犯の汚名を正当化しようという思いが募るのは、インナーチャイルドの思いです。
何がなんでも、戦争を正当化しなければいられない、という思いではないでしょうか?
インナーチャイルドの暴走と呼んでいます。
両親がいるだけで、彼は救われたかもしれません。両親からの愛情を感じられずに生きることは、虐待されているようなものです。
彼の持病である大腸炎は、それを物語っているのかもしれません。
天皇陛下からも、厳しい目で見られ、それでも貫かなければならない、その思いの蓋をした深い悲しみが哀れでなりません。
自分の悲しみに蓋をすると、他者の悲しみに共感できなくなる傾向があります。
それは、自分の悲しみを感じないようにすることが安全だからです。
自分でも意識できない部分です。
そのように、潜在意識と顕在意識では大きな違いがあります。
レインボーDUOワークでは、インナーチャイルドに寄り添い、気持ちを聴いてあげます。これにより心が解けてきます。
ヴィパッサナー瞑想では、心の手術として、感覚として体にある悲しみや怒りのエネルギーを浄化します。
いづれにしても、自分が自分に向き合わなければ、誰も自分のインナーチャイルドを救うことはできないのです。
誰も彼のインナーチャイルドの暴走を止めることはできないのです。
その暴走を止めることができるのは、唯一、憲法です。
それが、危うく改憲されてしまうという状況にあるのです。
そしてそれを支持し、戦争ができる国にしようとする大多数の国民。
恐怖が恐怖を引き寄せます。
恐れによる決断は、真実から離れます。
それに反応しない心の平静さ強さを、内側に持てるよう、一人ひとりの心の浄化が大切だと思います。
内的な静けさである“今ここ”の意識に気づき、目覚めるのです。
内的な静けさは、力です。
お祈りします。
どうか彼の悲しみが、癒えることがありますように
ひとりの人間として、心安らかにあることがありますように
生きとし生けるものが幸せでありますように
愛と光と感謝をこめて