由布院
東京に到着しました。
由布院の自宅は、ほとんど何もない、最低限の暮らしでしたので、被害も全くありませんでした。
その上に、断捨離をしていたので、すっきりしてました。
アパートとはいえ、二重サッシでしっかりした建物です。
古い家屋のアパートは、壁が落ちたり、階段が危うくなって住めないので引っ越さなければならないそうです。
私はニュージーランド地震でも、直接的な被害を受けておらず、しかしその近くにいました。
今日は、東京に戻る日で、原っぱカフェのキッチンを少し手伝っただけでしたが、
こんなときこそ、何かお手伝いしたいです。
何ができるでしょうか。
原っぱに出入りし、普段、仕事のないHさんは、瓦職人。震災後フル回転でもう忙しすぎると言い、
「いいね!食堂」でそそくさ食べると行ってしまいました。
ウーファーの一人は、マッサージやハンドヒーリングができるので、避難されている人々にお役に立ちたいと話し、
龍ちゃんは、それなら行ってみましょう、と車で由布院小体育館に向かいました。
「話しを聞いてあげるのが一番いいんですよ」と言いながら。
私は、公演が控えているので、とても残念な思いです。
万養軒のマスターは、毎日炊き出しヴォランティアします。
「配布は、ごはんと味噌汁にたくあん二切れだよ。タンパク質が足りてないからね」
手伝えないので、材料費を気持ち渡しました。
原っぱカフェの「いいね!食堂」は、1月から始まったけど、このための準備だったかのようにさえ思えます。
今日は、津田シェフが、みんなタンパク質が足りてないから、鹿のレバーを調理してました。
それに採れたての筍の下準備。
地元の自然の恵み、山の幸が方々から届いてます。
一番元気がいいのは、80歳を超える龍ちゃんのお母さん。
人のために何かお手伝いできると、地震の揺れにも強くなるのかもしれない。
いつも誰かを思いやる、愛と慈しみの平静心の人。
目が生き生きしてました。
私は、由布院の水の流れに衝動を得て、始まった公演シリーズが、もうすぐ最後の回で
毎回毎回、心身の受難を超えることがありました。
まさかの由布院に。
観光が中心の由布院に、お客様が来ないのは大きな痛手です。
どうか皆様が安心して、由布院に来れますようにお祈りします。
たくさんのゴミが回収されています。
由布院全体が断捨離したかのように、お店に入るとすっきり感があるのを感じます。
そして、心の強さを人々から感じました。
それから、人々の心のつながりの絆も。
生楽舞、C'est la vie セラヴィは、いのちの舞。
それは舞台の上で踊ることだけではありません。
私は、それを由布院の人々のありようから学んでいます。
愛と慈しみをこめて