乗馬のできる寮生活

今年から下の娘が通う寮生の高校は、ニュージーランドの片田舎の美しい自然の中にある。お店のある小さな街までは5キロ先という本当の田舎。娘は、学校の敷地内にある最上級生のためのコッテジで、他の四人と暮らす。初めての"寮生活"だ。

校内の古い煉瓦造りのチャペルには、パイプオルガンが響く。ピアノを弾くのが好きな娘にうってつけであろう個室のピアノ室がいくつかあって、自由に弾ける。絵も好きな娘に好都合のアート室も自由に使える。

構内に85頭の馬がいる。乗馬留学で世界中からの留学生がいるのは、世界中から名講師を迎えているからだ。

ニュージーランドにはめずらしく学校のプールもある。ここにくる前、娘はウエリントンのBolton ホテル内のスパサウナ付きプールで3時間も泳いでいた。泳ぎの好きな人には嬉しい付帯設備だ。

設備もさることながら、ひとりひとりの生徒をサポートしお世話する先生やスタッフも良い感じの人たちばかりだったので、安心した。

幼い頃から何でも自分で身につけてきた。いろんなことを教えられるより自分で努力して習得してきた。自転車から、スイミング、そしてダイビング。ダイビングは最年少11歳で大人に交じって取得した。

そしてフランス語も、独学に近い感じで勉強している。料理もシェフのような味をだしてみんなを驚かせている。それも自分でレシピを見ながらの料理だ。

動物や自然のある環境であれば何もいらなかった娘も、近頃は都会に憧れ始めている。そのためにも都会の大学を目指しているようだ。

大学に行く前の高校生活を寮で過ごしたいという娘の念願が叶い、これからどんな青春を謳歌するのか、家族一同見守っている。