子どもの声を聴く - narikimの日記

自分の体験を通して申し上げるのですが、一体どれほどの大人たちが、ひとりひとりの子どもの声を聴いてると言えるでしょうか？今の時代に生まれる子は、高いスピリチュアルな魂なので、そうでない大人の思うようにはいかないことがあるように思われます。

そうでない大人とは、例えば、何でも欲しがる物をあげることが、子どもへの愛と思ってる大人。ディズニーランドや行楽地に連れて行ってあげることで、満足する大人。いつも違う外食レストランで、グルメを堪能させ、子どもの味覚を満足させたと思う大人。海外旅行に連れて行くこと、早期の海外留学、それらで国際感覚を育てることができると思ってる大人などです。

果たして、子どもたちは真に満足しているでしょうか？

それらに費やす大人たちの労力を考えれば、それは大きな大きな「愛情」です。しかし、それをやり続けた先の親子関係は、本当に良くなったでしょうか？

ある子どもは、自然が好きで、動物といることが大好き。とくになにかを買い与えても喜びません。むしろ、お金のかからないことが好き。お母さんやおばあちゃん、おじいちゃんが作ってくれる手作りのものやお父さんが遊んでくれることが大好きです。そういうことなら、何でも嬉しいのです。

そして、何よりも、家族が仲良くしていることが一番です。出来合いの物をチンしてもいいでしょう、ペットがいなくてもいいでしょう、旅行に行かなくてもいいでしょう、でも家族が正直なコミュニケーションがとれて、お互いを尊重し合い、仲良しでいることは譲れなません。それがあれば、自分を好きになることができます。そう生まれる前に決めて来ました。

スピリチュアルな子どもは、世の中で何が大切なのか、大人に伝えたいと思っています。でも、子どもだから言葉もままならないし、周りでじっと聴き入ってくれる大人がだれもいないと、それを諦めてしまう場合がほとんどです。そして、やがて、自分を好きになることを、忘れてしまいます。

幼い子どもの、「こうして！」というとても素朴な願いの重みを、大人は分かっているでしょうか。自分の思いを大切にしてもらえなかった子どもは、いつの間にか、周りの大人が見せていたことをコピーして、本当の自分でない方が安全と思うようになっていくのです。そして、せっかく生まれてきたのに、生きる喜びを失っていってしまいます。

こうした連鎖がいく世代も続くとしたら、人は、この世に産まれたいと願うでしょうか。

子どもとの軋轢が大きいと感じたなら、それは、子どもが高いスピリチュアルな魂の持ち主であることの現れかも知れません。その場合、子どもに物質主義の対応をつづけても関係の改善は望めないのでしょう。

子どもの声をよく聴いてみて下さい。