アイダホで感じたヴァイアナさんの愛
三ヶ月のアイダホ滞在は、シータヒーリング三昧の日々だった。
他の研修だったら辟易してしまうところだが、Viannaのインストラクタークラスは、毎日楽しかった。もちろん、頭がいっぱいになるほどの情報を集中して聞き取るので、楽しいという表現だけではすまされないが、 "ユニーク"なVianna の人柄に直接触れ、彼女のスピリットが生き生きと語るのに魅了された日々は、何ものにも変え難い体験になった。
私の個人的な出来事を通しても、彼女の優しさに触れることができた。中でも、サイエンス卒業を目前に起きた出来事では、私は自分自身を見失うところだったが、Viannaにまさに救われた。
息子がスキーで怪我をしたのだ。息子がスキーで事故をしたとの知らせを受けてとても動揺した。私も、彼に対して遠隔ヒーリングを試みたが、思うようにできなかった。悲しみがいっぱいになってしまって、翌日のシータヒーリングの授業を真面に受けることができなかった。
それどころか、もうヒーリングをやめようとまで思いつめてしまった。そうまで思ったことには深い理由があるのだが、それについて語ると長くなるので、それについては機会を改めて書きたい。
私のそんな状態を見て、アイダホでシェアハウスしている友人が、授業の最中に、Viannaを呼んでくれた。すると、Viannaは私に向かって、「Nari、あなたはいまどうしたいか?」と訊いてくれた。しかし私は、溢れ出てくる涙と複雑な思いとで言葉に詰まり、どうしたいか言えなかった。
その私にViannaは、母親にとって子どもが一番大事であること、クラスはいつでも受けられるからまたのチャンスを選択すればいいこと、などを諭すように話してくれた。そして、今直ぐにSkypeして、子どもと話して決めたらいい、外を歩いて空気に触れてきなさいと言ってくれた。
ランチで休みに帰ったシェアハウスで、息子の様子をSkypeで見ることができた。幸い怪我は軽くすんだようなので、少しホッとした。それでも、いつでも帰れるように準備はしておこうと思った。
その日の終わりに、Viannaにそれを話すと、「Yes,you are graduated.」と笑みを浮かべて言ってくれた。彼女は、私が卒業することをすでに見通しているようだった。
その後も、さまざまな形でViannaは私の気持ちに沿ってくれた。その優しさが、私の心に種のようになって、Viannaのようなヒーラーになろうという気持ちに変わっていた。
そのことがあって、私は強くなったと思う。いまは、奇跡は起きるのではなく、起こすものと思っている。
Nari