分離感
分離感は、幻想です。そして、分離感は苦しみをつくります。
今まで近くにいて親しくしていた方が遠くに行ってしまうと、何か隙間ができるような感じがいたします。寂しくなったり、悲しい気持ちになったり、もう会えないんじゃないかと思ったり、、。
でもそれは物理的に離れるだけで、関係が離れるのではありませんね。
しかし、どこか分離するという幻想を抱くのだと思います。
また、職場で、みんなは仲良くしているのに、どこか疎外感を感じたとしたら、
それも分離感です。
そもそも、自分というものがあるという認識そのものが、分離感であると言います。
それらは、思考が働くことによるのだそうです。
思考が動いているときは、“いまここ”から離れています。
呼吸して、“いまここ”の意識にありますと、
そのような分離感から解放されます。
この世に何一つ分離しているものはない、そう感じられますと、
内なる平安、静けさが至福となるでしょう。
この世とあの世の分離感は、
肉体の死であり、見える世界と見えない世界の分離による
悲しみや恐怖がつきまといます。
空と大地が分かって以来、悲しみや苦しみが生まれたと、ワイタハ民族は伝えています。
そこから生まれる幻想は恐怖や不安となり、力を持っています。
“今ここの意識”に立ち返ることが急務です。
人類が生み出している、巨大な幻想が力となっています。
日々の生活で、自分の意識がどのようであるかを意識してみるのはいかがですか?
何が私たちを分離していると思わせているのでしょうか?
分離感を超えて、つながっている感じは、どうでしょうか?
愛と光と感謝をこめて