私の東京滞在
この一杯のコクのある珈琲を、久方の東京メモリーに刻みたいです。
50年という歳月を東京で暮らし、私のエーテル体とひとつになりました。
その東京を311の後に離れることになり、
大好きだった千駄木の家やご近所から離れ、今は由布院に落ち着いています。
ハワイの帰りに立ち寄り、ムジカムンダーナの仲間とささやかな新年会を、
新橋の瀟洒なアパートメントホテルで催しました。
銀座まで散歩して帰る途中、昔入った「宮越珈琲店」に寄りました。
本店はもうないとのこと。隣のお店が今も変わることなく佇んでいます。
私は深煎りのフレンチローストが好みで、人の手で淹れてくれる珈琲に値段は見ません。
その一杯の珈琲の香りを舌で味わうことは、極上の喜びです。
その一杯の珈琲を味わい堪能していただくように、
私たちは私たちの芸術を創造するのだと思います。
喜びの波動は、愛と光となり、
人々の心を潤し慰め、力づけるでしょう。
愛と光と感謝をこめて