フクシマと混乱
フクシマの原発事故がもたらした混乱が、いまも人々にさまざまな形で不幸をもたらしている。
日本政府はパニックの危険回避のため、ずっと「安全です」と言い続けている。
各種の感染症が2011年以降激増しているのに、
その理由が放射能被曝と結びつけて考えられることはほとんどない。
すでに70数人を超えた甲状腺ガンの福島の子供たちのことも同様だ。
先日、ニュージーランドに千葉から避難した親子に、甲状腺にのう胞が見つかっている。
国民に真実を隠蔽することで、多くの人々が真実を知ることができずに混乱している。
本来、日本政府は、
「原発事故が起きました。法律で定めた年間被曝量1ミリシーベルトを超えて危険ですから、その基準値を超えている関東以北の多くの地域は避難区域です」
を告げなければならないはずだ。
率先して、人々を安全に導くべき国が、放射能事故の安全宣言をしている。
被曝がなにをもたらすのかを国民にきちんと知らせてほしかった。
基準値を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに大幅に上げてしまった。
何も知らない人々は、安全と思っている。
放射能は、見えない、臭わない、影響は何年もたってから現れる。
その現れ方も多様だから、放射能がその原因とはわからない。
それをいいことに、ごまかしを続けている。
突然死も増えている感じがする。
セシウムは心臓に溜まると10倍に濃縮されるという。
昨日まで元気だった方が、今日突然に心臓が止まることが起きている。
セシウム、ストロンチウムがそちこち検出されているという異常に気づいても、何もなかったかのように過ごしているのは、まさに狂気の沙汰だ。
それでも、直観が多くの人に「何かがおかしい」と語っている。
それに意識をとめ、身近な人と正直なコミュニケーションし合い、真実を見つけることが大切だと思う。
何かおかしいと感じながら、言葉にできないでいる人は多いはずだから。