ヒーリングを通して感じること

シータヒーリングでは、私たちの内面や思考のあり方が、現実をつくっていると考えています。

仏典でも、「ものごとは心にもとづき、心を主として、心によってつくりだされる」と言っていますが、創造的で愛にもとづいた想いを抱いていれば、それに従った現実が、反対に、ネガティブなビリーフ(思い込み)を抱いていれば、ネガティブな現実がつくりだされます。

いたって簡単な仕組みですが、「問題」は、自分がどのようなビリーフを持っているのか、自分でもなかなか気づかないというところにあります。

そもそも、生命の本質は愛です。そして、愛は真実ですが、人はさまざまな理由で、生命を十全に発揮したり、愛100%で生きられなかったりする時があります。その根本原因が、私たちの潜在意識の「痛み」「ビリーフ(思い込み」にあります。潜在意識に抱かれている痛み、すなわち、ネガティブな思いや感情は、愛ではないので、「現実」は、困難や苦しみになります。

潜在意識の想いには、

その人の幼少期にできたもの、

何世代にも受け継がれている遺伝的なもの、

時空を超えた過去生も含めた歴史的なもの、

そして、その人の魂が形成されていく成長の間にできたものがあります。

それらが複雑に絡み合いながら、一人の人間が存在していることを思う時、

ひとりひとりの人生のどんな瞬間も、たとえ本人にとって苦しみに感じられている瞬間も、

神聖な奇跡の瞬間と感得します。

私たちは、見事なまでに一人一人が多様なあり方で生きていますので、潜在意識に刻まれたネガティブな思いや感情も、それが癒され解放されるプロセスも、さまざまです。クライアントの方が、ご自分の痛みに向き合って、それを解放なさっていくプロセスを、私はとても神聖なことと日々感じています。

Nari