narikimの日記

http://rainbowduowork.hatenablog.com 日記バージョン

思い出す力 その1


どこにもないたった一枚の"写真"がある。どんなシーンもそれしかないのだから、「たった一枚」というのは、あたりまえなのだが、とりわけその"写真"は印象深い。


息子が乳飲み児で、まだ若かった夫が胡座をかき、大事に嬉しそうに抱えている。夫は、当時は珍しいシルクの薄ピンク色の小洒落たパジャマを着ている。


カメラ好きの私は、なんでも写真に撮ったのだが、とりわけその光景が美しく思えたので、私はいつものようにカメラに収めようとした。


そんな私に向かって、夫は「感動は、心に残すものだよ」と言った。その一言が妙に真実味があったので、私は心に残るようしっかり観た。いつものようにカメラのシャッターボタンを押すことなく、私は心の写真としてそれを納めた。


それからずいぶん年月経つが、その写真は、色褪せることなく私の心に、感動とともに残っている。だから、それをお見せすることはできないけれども、その光景の美しさを思い出すことが私をさまざまな形で助けてくれている。例えば、夫と喧嘩して家を飛び出した時など、そのシーンが思い出されると、私を家に連れ戻すキッカケになった。


思い出す力は、自我と結びついている大切な力だが、シータヒーリングとのかかわりで、このことについて、これからこのブログで時々、取り上げられたらと思う。


Nari