武久源造の音楽とオイリュトミー生楽舞＿喜びの種を蒔く

2012年5月22日-5月24日

会場…スペースじゃがいも村

麦人に由る"スペース じゃがいも村"ができ、私達ムジカムンダーナは、さっそくそこを盛り上げようという気持ちで一致した。この3日間を、武久源造の音楽と金南里の舞のコラボレーションで、そのこじんまりしてほのかな心地よさ、何処か情緒ある下町の懐かしみが時空を超えてある、ここ鷺宮のじゃがいも村を創造の羽ばたきで充たすこととしよう。そこでは、二人の奏者と観客の想像力がひとつになって、その瞬間にいのちの火花が花開くであろう。

曲目のバッハ「ゴールドベルク変奏曲」には、バッハのこの曲への意図と願いが込められている。それは音楽史上、謎とされてきた。それを武久源造は、震災後の被災地に寝袋持って訪れ、人びとの中で弾いた。喪失の痛みを誰も癒すことはできない。バッハが、この曲に音楽の力を振り絞り生み出したであろう、新たなる創造。その謎が驚きと共に明らかになっていく、新たなゴールドベルク変奏曲を！